2学期はイベントの多い時期

山梨県甲府市飯田にあるライト学習塾の教室長です。
2学期はイベントの多い時期です。
先週、甲府市内の多くの中学校では文化祭が行われたようです。
山梨、少なくとも甲府市では、全国から見ると珍しく、
体育祭 と 文化祭 が同時に行われるところが多いようです。
教室長のいた兵庫では、体育祭が9月の終わりから10月頭にかけて、文化祭は11月頭のイメージでした。
そして、行事の多い2学期でもう1つ大きな行事は合唱コンクールですね。
合唱コンクールのイメージは皆さんどうでしょうか?
教室長個人のイメージだと、男子が特に苦手・嫌いとしている行事のイメージです。
私自身が生徒時代にも、そのような雰囲気を感じていましたし、
実際に今までの生徒から話を聞いている限りでもそのようなイメージの子は男女を問わず多いイメージです。
男子からは
「みんなの前で歌を歌うのが嫌だ」という声をよく聞きますし、
女子からは
「男子がちゃんと歌ってくれない!」という声をよく聞きます。
合唱コンクールについてどうすれば良いのか、
『AERA with Kids PLUS』の記事に、聖徳大学 音楽学部 音楽学科 教授の松井孝夫さん(マイバラードの作曲や旅立ちの日に編曲をした人と言えばわかる人にはわかるかと)への取材記事がありますのでご参考にしてみてください。
ここからはかつて男子中学生だった教室長の合唱コンクールに対する思い(言い訳)です。
なぜ、男子は合唱コンクールになると積極的に参加をしてくれなくなるのでしょうか?
中学生男子は多感な時期で、突っ張りたくなる時期の子も多く、クラス行事などに積極的に参加してくれなくなってしまう。確かにそのような側面はあるかと思います。
しかし、同じ2学期の時の行事である体育祭や球技大会などはどうでしょうか?
合唱コンクールと比べると、体育祭や球技大会などは積極的に参加する男子の人数も多いのではないでしょうか?
教室長自身、中学生の頃には全く気付かなかった理由がそこにはあると思います。 (ちなみに教室長はちゃんと合唱コンクールにも参加していたタイプです)
それは、『中学生男子は歌がうまく歌えなくなっているから』です。
全員が音痴になっているのか?おそらく男子のほとんど全員が音痴になってしまいます。
理由は『声変わり』
声変わり自体は男女を問わず起こります。ただ、起こる時期と、変わり具合には男女で違いがあります。
小学生の当初、男子も女子も声はソプラノやアルトの子がほとんどです。
しかし、小学生の高学年になると声変わりが始まります。
個人差の大きいところではありますが、
女子は小学5年生前後、男子は小学6年生前後と、まず1年近いずれがあります。
そして、女子の声変わりは比較的緩やかなのに対して、男子の声変わりは1オクターブ以上低くなることがほとんどです。
そこで、中学の合唱コンクールでは、ソプラノ・アルトが女子に、テナー、バスが男子とする混声合唱になるところがほとんどですね。
ここで確認したいこと。声変わりが終わった方、
「自分の声変わりに気付きましたか?」
おそらくほとんどの人は声変わりの自覚はないと思います。
久しぶりに会った人から「あれ?声変わりした?低くなったよね?」と声をかけられて
「えっ!?そんなこといつの間にしていたの?」と思うことが多いのではないでしょうか?
女子は声変わりが気づかれないことも多く、実際に音程のずれも少ないことが多いのに対し、
男子は明らかな声変わりが起こります。
そこで問題になるのは
『男子は自分の声変わりに気付いていないこと』
自分の声の出し方を特に何も変えていないにも関わらず、周りから「低くなったね」と言われるのです。
でも、自分の出している声は前から何も変化していない。
そこで音楽で歌を歌うと、
今まで出ていたはずの高い音が急に出なくなる(出にくくなる)。
「音が外れているよ?」と言われてしまいます。しまいには「変な音で歌われるとこっちの音がずれるから止めて!」なんて言われるともの凄いショックを受けてしまいます。
そして、みんなの邪魔をしないように、ボリュームを落としたり、しまいには口パクで歌わなくなってしまうことも。
そんなトラウマがある状態で「男子!もっと声を出して!」と言われても、自分の音程が自分のイメージとずれていたら、合唱全体を台無しにしてしまうと思ってしまい、声が出せないんですね。
教室長自身、中学生の頃は音楽の特に歌は苦労した覚えがあります。
出ていたはずの音が出ない。イメージしている音と違う音が自分の口から出ている。
自分の良く知っているはずの声のはずなのに、自分の知らない音が出ているのはかなり怖いんです。
なぜ、男子は合唱コンクールになると積極的に参加をしてくれなくなるのでしょうか?
と始めの方でお聞きしました。
歌を歌うことそのものが嫌で歌わない訳ではなく、無自覚な部分も含めて周りの人の邪魔をしたくないから歌わない男子は多いのではないでしょうか?
では、どうすれば男子は歌ってくれるようになるのでしょうか?
『AERA』の記事にもあるように、まずはできていることをちゃんと褒めてあげることが大切です。
男子は特に自分の音がうまく出せなくなっていて、また自分の音がわからなくなっています。
しっかりとできていることをまず認めて、褒めて自信をつけること。
そして、歌を歌うことをもう一度好きになってもらうこと。
それが大切なことなんだと思います。
こうやって考えてみると
勉強が嫌いな子の改善方法ともよく似ていますね。
文化祭や体育祭、合唱コンクールなど、2学期にはクラス全体で取り組む行事が多くあります。得意な子だけを中心にするのではなく、苦手な子が何に困っているのかにも目を向けることで、行事を通した成長につながるのではないでしょうか。
特に合唱コンクールにおける男子は、やりたくない子がいるのには、それなりの理由があるのかもしれません。その理由については女子はもちろん、男子本人でさえも気づいていないことがあるかもしれません。
もし、クラスで上手くいっていないと感じるのであれば、ちゃんと理由を探ることを男女みんなで考え相談する場を設けてみると良いかもしれませんね。
ライト学習塾教室長
吉矢武司




