top of page

​無料体験・お問い合わせ

キング牧師の「I Have a Dream」とは?|英語の教科書に載る理由を紹介

writetutoringschoo
8月28日
読了時間: 6分
白い丸い缶バッジに青字でS.C.L.C.、JOBS-INCOME、POOR PEOPLE’S CAMPAIGN 1968、WASHINGTON, D.C.、「I HAVE A DREAM」。キング牧師の写真入り

キング牧師の「I Have a Dream」とは?ワシントン大行進と英語の教科書

甲府市飯田にあるライト学習塾の教室長です。


8月28日は、アメリカで「ワシントン大行進」が行われた日です。

1963年8月28日、アメリカの首都ワシントンD.C.に約25万人もの人々が集まり、人種差別の解消や働く機会の平等などを求めました。

この行進の中で行われたのが、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアによる有名な「I Have a Dream」の演説です。

キング牧師や「I Have a Dream」は、中学校や高校の英語の教科書で紹介されることがあります。

今回は、キング牧師がどのような人物だったのか、なぜワシントン大行進が行われたのか、そして、この演説が英語の教材として扱われる理由を紹介します。


キング牧師とはどのような人物だったのでしょうか

キング牧師は、アメリカの牧師であり、公民権運動を代表する指導者の一人です。

キング牧師が活動していた当時のアメリカでは、人種による差別が法律や社会の中に残っていました。

地域によっては、黒人と白人が利用する学校や飲食店、バスの座席などが分けられ、黒人であるというだけで不当な扱いを受けることがありました。

キング牧師は、このような差別をなくし、すべての人が平等に暮らせる社会を実現するために活動しました。

その活動の大きな特徴は、暴力によって相手を倒すのではなく、行進や演説、抗議活動などの非暴力的な方法によって社会を変えようとしたことです。

自分たちが不当な扱いを受けていたとしても、暴力で対抗するのではなく、平和的な方法で問題を訴える姿勢は、多くの人々の共感を集めました。


8月28日のワシントン大行進はなぜ行われたのでしょうか

1963年8月28日に行われたワシントン大行進の正式な名称は、「仕事と自由のためのワシントン大行進」です。

参加者たちは、人種差別の解消だけでなく、雇用機会の平等や公民権の保障、差別をなくすための法律の制定などを求めていました。

当時、差別を禁止するための法整備は十分に進んでいませんでした。そのため、人々はアメリカ政府と議会に対して、具体的な行動を起こすよう求めたのです。

約25万人が参加した大行進は平和的に行われ、その後の公民権法制定に向けた流れを後押しする、アメリカ史上の重要な出来事となりました。

そして、リンカーン記念堂の前に集まった人々に向けて、キング牧師が語ったのが「I Have a Dream」の演説でした。


「I Have a Dream」の重要な一節を読んでみましょう

「I Have a Dream」は、「私には夢があります」という意味です。

キング牧師はこの言葉を繰り返しながら、自分が実現してほしいと願う未来の社会について語りました。

演説の中でも、特に広く知られているのが次の一節です。

I have a dream … not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

日本語訳

私には夢があります。肌の色によってではなく、その人の人格によって評価される社会になることです。

この言葉には、人の価値を肌の色や外見で決めるのではなく、一人ひとりの人柄や行動によって判断してほしいという願いが込められています。

キング牧師は、制度としての差別をなくすことだけを求めていたのではありません。

人々の考え方そのものが変わり、子どもたちが差別を受けることなく生活できる未来を願っていました。

大勢の人の前で、自分の望む社会を「夢」として分かりやすく語ったことが、この演説が長く記憶されている理由の一つです。


なぜ「I Have a Dream」の演説をしたキング牧師は英語の教科書に採用されるのでしょうか

「I Have a Dream」が英語の教科書で扱われることが多いのは、歴史的に重要な演説だからという理由だけではありません。

英語の表現としても、学ぶべき点が多くあります。

その一つが、同じ表現を繰り返す方法です。

キング牧師は「I have a dream」という言葉を繰り返し、その後に自分が願う未来の姿を続けました。

同じ言葉を繰り返すことで、演説の中心となる考えが聞き手に伝わりやすくなり、言葉の印象も強くなります。

また、比較的分かりやすい英語で、平等や自由という大きなテーマを表現していることも特徴です。

文章を日本語に訳すだけでなく、声に出して読むことで、言葉のリズムや繰り返しが生み出す力強さを感じることができます。

さらに、英語の学習を通して、アメリカの歴史や人権についても考えられます。

英語は、単語や文法だけを覚える教科ではありません。その言葉が使われた時代や社会的な背景を知ることで、英文の意味をより深く理解できるようになります。


教科書に登場した人物の背景にも注目してみましょう

英語の教科書には、キング牧師のほかにも、世界の歴史や社会を変えた人物が登場します。

教科書で英文を読むとき、分からない単語や文法だけを調べて終わってしまうこともあるかもしれません。

しかし、「なぜこの人物が教科書で紹介されているのだろう」「この言葉は、どのような状況で語られたのだろう」と考えることで、学習内容への理解はさらに深まります。

キング牧師の演説も、人種差別が存在した当時のアメリカ社会や、ワシントン大行進が行われた理由を知ってから読むと、言葉の持つ重みが大きく変わります。

英語、歴史、公民は、それぞれ別の教科に見えても、実際には深くつながっています。

教科書に登場した人物や出来事に興味を持ったときは、ぜひその背景についても調べてみてください。


まとめ

1963年8月28日に行われたワシントン大行進は、人種差別の解消や雇用機会の平等などを求め、多くの人々が参加した歴史的な出来事です。

その中でキング牧師が行った「I Have a Dream」の演説は、平等な社会を願う言葉として、現在まで世界中で知られています。

この演説が英語の教科書で取り上げられるのは、歴史的に重要だからというだけではありません。

分かりやすく力強い言葉、繰り返しを生かした表現、そして英語を通して歴史や人権について考えられることも、その理由だと考えられます。

教科書で「I Have a Dream」を見かけたら、英文を訳すだけでなく、ぜひ声に出して読んでみてください。

繰り返される言葉のリズムや、その中に込められたキング牧師の願いを感じられるかもしれません。


ライト学習塾では、英単語や文法を覚えるだけでなく、教科書に登場する人物や出来事の背景にも目を向けながら、学習内容への理解を深めることを大切にしています。

教科書の内容や英語学習について気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ライト学習塾教室長

吉矢武司

bottom of page